お庭で採れた、朝摘みトマトです。脳の奥をリコピンが刺激します。リコにデコピンされたいです。
さて、トマトは全く関係なく、昨日はプニけっとという同人イベント即売会を視察してまいりました。それほど大規模ではないイベント、コロナ状況、そして雨、というほぼ勝ち目のない（というと運営さんに失礼ですけど）状況を見ておく必要はあった訳です。一応、イベント什器もやってますからね。
で。所感ですが、思ったより、人いる。ってことです。ただこれは、自分の予想では、サークル半分以上欠席だと思ったので。２/3ぐらいはおられました。一般参加は入れ替え制なので全体のイメージは出来づらいですが、従来の半分はいなかったんじゃないかなーと思います。それでも、ああ、思ったより人いるな、と思いました。
入れ替え制（何時につけば良いのか解らなかった）であること、検温チェック、入場時に名前と電話番号、書かされること。コレらで参加前「うわ。面倒……」と、かなりどうしようかと思いましたが、片道1時間30分、行きました。
さてさて、サークル側の「コロナ対策」ですが。マスクなどの、現在の通常対応以外、「ほとんど、特にしてない」という感じでした。もっと大々的にフィルム張ったりしてるかなーと思ったのですが。見本誌も、通常通り回し読み。紙だからウイルスも吸い取られるのかな？（そうなのか
カネオ君話です。これも想定ですが、サークル側の販売数は、あの感じだと、中央値、行って20冊台、下手したらヒトケタではないかなと思います。コミティアぐらいでしょうか。とすると、サークル側も参加費移動費でせいいっぱい。ご飯食べて赤字。なか卯ならセーフ。
同人イベントでお金のことを主に考えるのはどうかと思いますが、什器販売してる身としては、直結してしまうんです。シキシマックスを使ったら色紙が10個売れる、となれば、絶対買うでしょ。そうでないなら、どうしようかなーってなるでしょ。なので、イベント会場にいくと、販売可能額というのは、真っ先に考えてしまうのです。
たとえば、サークルスペースの前を、100人通過したとします。
・目を向けてくれる人が80人。これをどう増やすか。
・本に触ってくれる人が、30人。どう、触りやすくするか。
ここまでが、什器が頑張れる仕事です。
そのあと、見て、買ってくれる人がn人、というのは、サークルさんのお仕事になりますので、ここは応援しかできないですが。
おっと、話それました。で、イベントの未来なんですが、当分は「一般参加ガチ勢」が主役の運営になると思います。ちょいと寄ってみよう、という買い手は「氏名記入、入れ替え制」の時点で折れちゃうんじゃないかと。検温チェックをコミケレベルでやるとなると、大渋滞は必至ですし。
ただ、ガチ勢ですから、手に取ってくれたら、買ってくださる率はかなり高くなると思います。例えば、コミケの閉会寸前までいると、読んでもらっても、ほぼ置かれるじゃないですか。なので、ガチ勢に訴えかけていく姿勢は重要かと思いました。
また、もうひとつ。イベントは、「モノを売りに行く」「物を買いに行く」が、1丁目1番地１区画（区画？）ではないということを改めて思いました。そうです。「人に会いに行く」ではないかと思います。
自分も、お話してみたい方がいたので、このめんどくささを乗り越えて、行きました（半分仕事みたいなものでもありますが）。これ、もし、あの人の本が欲しい、だけだったら、通販しちゃったと思います。
また、あの特別な空間でのサークルさんとの会話や、色々な本がいっぱい見られる、という点においても、イベントは代替が効かない場所かもしれないです。イベント後に「某サークルにひどい対応された！」というツイートが毎回一定数出てくるのは、ある程度、楽しい（まともな？）対応を期待しているという裏返しでもあるのではないかなと邪推します。
「人」が人を集められる時代です。人気同人作家の本を並べるよりも、人気youtuberを集めた彼ら彼女らの謎グッズ即売会のほうが、それなりに盛況になりそうでしょ？バッジ一個2000円でも買うでしょ。（買うかな？（買うな多分。
「作品」と「人」。いや、ヘンタイもの描いてたらヘンタイじゃなきゃいけないかとか、そういうものではないですけど、イベントにおいて、「あの人に会いたい」は、今後、さらに強いキーになると思いました。
……ただ。「一般参加少ない←→売れないから大手参加しない」のループに入ると、運営側としては「開催しても赤字」になるなら、イベントやらなくなっちゃいますよね。あらかじめ、参加予約などのリスク回避をするか？数年単位で見て、来年、再来年の定着化の為に今は赤字上等でも継続するか（←ウチ、これです）。
経営者の腕の見せ所です。他人事ではないですけど。
以上、レポと、未来予想図７でした。（１～６は？）
